鉄釉の器
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第12回水墨画陶芸合同展 平成13年6月 守口ロイヤルパインズホテル4階 文禄の間 出展作品
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信楽穴窯 自然釉 陶芸を始めて丸7年、一度は自分で 薪を燃やして作品を焼いてみたいと 思っていました。その機会が意外に 早く来て、今年の春で6回目の窯だ しをしました。 焼き物は一土、二焼 き、三細工と言いますが自分で薪を いれ焼いてみて、土だ、炎だという ことを実感できました。 この作品は昨年春4回目の窯で取 れた作品ですが、最初はあまりに平 凡な型なので窯に入れるかどうか大 変迷いました。 焼きあがって窯か ら出てきた時もそれほど良いとは思 いませんでした。 しかし一年間手元に置いてみて、 静かな内に存在感が有るのに気付き ました。これも信楽の土と風土と炎 の賜物と感謝しています。 炎の中から作品が生まれてくる、窯 だしの時の期待感、どうも穴窯に嵌 まり込んだようです。 因みに、土は信楽の古陶に黄の瀬と 長石を少々加え作陶しています。
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